厚生年金基金制度の段階的な廃止?!!!
厚生労働省の社会保障審議会年金部会で、厚生年金基金制度に関する専門委員会が
設置され、11月2日に第1回目の見直し案についての会議が開催されました。
基金は、厚生年金の上乗せに企業が加入している制度です。
基金自体は国の厚生年金制度の一部を代行しています。
しかし、その代行部分の積立不足問題で苦しい状態が続き、
リーマンショック等により深刻化し、さらに今年のAIJ投資顧問会社事件による
積立金の資金消失により、もう限界の状態になってきています。
加入側の視点で見ると、基金の制度は、社員にとっては
将来もらえる年金額に上乗せされ、うれしい事なのですが、
会社側は負担する保険料が多くなり、苦しい現状です。
私が社労士として独立した15年前でも、すでに基金を脱退したいという、
中小企業の社長様からのご相談は多くありました。
(基金を脱退するには、莫大な積立不足の金額を支払う必要があります)
ここにきて、ついには厚労省から「基金廃止」の案が
浮上してきました。
見直し(試案)資料のデータを参考にして下さい。
今後検討を重ねて、次期国会に提出予定とのことですが
「将来年金がもらえなくなるのでは?」という、
若い方の懸念がますます増大しそうです!
私も含めて、国民の将来は不穏な雲行きですね。
...続き>>設置され、11月2日に第1回目の見直し案についての会議が開催されました。
基金は、厚生年金の上乗せに企業が加入している制度です。
基金自体は国の厚生年金制度の一部を代行しています。
しかし、その代行部分の積立不足問題で苦しい状態が続き、
リーマンショック等により深刻化し、さらに今年のAIJ投資顧問会社事件による
積立金の資金消失により、もう限界の状態になってきています。
加入側の視点で見ると、基金の制度は、社員にとっては
将来もらえる年金額に上乗せされ、うれしい事なのですが、
会社側は負担する保険料が多くなり、苦しい現状です。
私が社労士として独立した15年前でも、すでに基金を脱退したいという、
中小企業の社長様からのご相談は多くありました。
(基金を脱退するには、莫大な積立不足の金額を支払う必要があります)
ここにきて、ついには厚労省から「基金廃止」の案が
浮上してきました。
見直し(試案)資料のデータを参考にして下さい。
今後検討を重ねて、次期国会に提出予定とのことですが
「将来年金がもらえなくなるのでは?」という、
若い方の懸念がますます増大しそうです!
私も含めて、国民の将来は不穏な雲行きですね。